第39章 身内同士の潰し合い

「なあ、あいつ何者だ? 花岡家の長男が、あそこまで丁寧に頭を下げるなんて……」

「友哉様が連れてきた名医じゃないの? でも違う気もするわ。あんな若造、医術なんて――」

「どうせ詐欺師だろ。口が上手くて友哉様を丸め込んだんだ」

……。

ざわざわと囁きが広がり、視線が工藤達央へ突き刺さる。指を差す者までいる。

工藤達央は思わずため息をついた。若いというだけで見下してくる連中が、これほどいるとは。

若いから何だ。医術の良し悪しは年齢で決まらない。

むしろ哀れで滑稽だ。頭の中身が空っぽなくせに、声だけはでかい。

「皆さん」

花岡友哉が一歩前に出た。さっきまでの柔らかな顔が、すっと冷...

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